▶ Wanda Jackson

Silver Threads and Golden Needles

Wanda Jackson (1956) → Linda Ronstadt (1973)

1956年 — ヒルビリーとロカビリーが交差していた時代
原曲
Wanda Jackson — 1956

カントリー

ジャック・ローズとディック・レイノルズが書いた物語歌で、1956年にワンダ・ジャクソンがシングルB面として初録音した。裕福な男の虚飾を誇り高く拒む女の語りは、アパラチア由来の伝承バラッドの道徳的な骨格を引き継いでいる。

再生中
リンダ
Linda Ronstadt — 1973

カントリー・ロック

リンダ・ロンシュタットは1969年の『Hand Sown ... Home Grown』で一度取り上げ、1973年の『Don't Cry Now』で再録音した。ハーブ・ペダーセンの5弦バンジョーとフィドルという山岳の楽器を残したまま、タイトなロックのビートとベースを接木し、1974年に自身初のカントリー・チャート・ヒット(20位)へ押し上げた。

アパラチアの物語歌が、バンジョー/フィドルとロックのリズム隊を噛み合わせたカントリー・ロックの規格へと、不可逆に合流した。

原曲からリンダへ

聴きどころ

アパラチアの物語歌が、バンジョー/フィドルとロックのリズム隊を噛み合わせたカントリー・ロックの規格へと、不可逆に合流した。

  • 物語の姿勢

    受け身の哀歌から、不実な相手を凛と拒絶する宣言へ

  • 山岳楽器×ロック

    5弦バンジョーとフィドルを、タイトなベース&ドラムと対等に噛み合わせる

  • 二度目の録音

    1969年の純カントリー版を、1973年にカントリー・ロック版として再定義

  • チャートの扉

    この録音が自身初のカントリー・チャート・ヒットとなり、以降の越境を開いた

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