▶ Bob Dylan

Baby, You've Been on My Mind

Bob Dylan (1964) → Linda Ronstadt (1969)

1964年 — フォーク・リバイバルの成熟期
原曲
Bob Dylan — 1964

フォーク

1964年、ボブ・ディランが恋人スーズ・ロトロとの破局後に書いたパーソナルな失恋フォーク。未練を否定しながらも相手が頭から離れないアンビバレントな心情を、シンプルなアコースティック・ギターで淡々と紡いだ。

再生中
Baby, You've Been on My Mind
Linda Ronstadt — 1969

カントリー・ロック

1969年のソロ第1作『Hand Sown ... Home Grown』に収録。タイトルを「Mama」から「Baby」へ変え、西海岸のスタジオ・ミュージシャンによるペダル・スティールと軽快なバックビートを導入。フォークの思索を、開放的なカントリー・ロックの響きへと塗り替えた。

ボブ・ディランの乾いた自省的フォークを、瑞々しいカントリー・ビートと豊かな歌声で包み込み、女性による最初期のウェストコースト・カントリー・ロックへと昇華させた記念碑的トラック。

原曲からリンダへ

聴きどころ

ボブ・ディランの乾いた自省的フォークを、瑞々しいカントリー・ビートと豊かな歌声で包み込み、女性による最初期のウェストコースト・カントリー・ロックへと昇華させた記念碑的トラック。

  • フォークの弾き語りから初期カントリー・ロック・アンサンブルへの刷新

    ディランのアコースティックな独白を、ペダル・スティールと小気味よいカントリー・ビートに乗せ、女性視点の軽やかなバンド・サウンドへ転換。

  • 乾いたアイロニーから温もりのある情緒的ボーカリズムへの脱色

    原曲の自嘲的な語り口を、リンダの豊かなベルカント唱法と明瞭なフレージングによって、親密で素直な愛惜の歌へとリファクタリング。

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