▶ The Carter Family

Wildwood Flower

The Carter Family (1928) → Johnny Cash (1965)

1928年 — カーター・ファミリーがアパラチアの伝承歌をヴィクターに録音した時代

カーター・ファミリー版は、19世紀のパーラー・ソングにルーツを持つ古謡を、サラ・カーターの澄んだリードとメイベル・カーターの革新ギターで定本化した録音。黒人ギタリストのレスリー・リドルから学んだベースラインを親指で刻みながらメロディを弾く「カーター・スクラッチ」奏法は、以後のギター伴奏の標準となった。

再生中

ジョニー・キャッシュが1965年のアルバム『Orange Blossom Special』で歌い直したカバー。アパラチアの家庭歌謡がロック世代のカントリーの巨匠の声で再び大衆へ届き、カーター家の血を引く妻ジューンとともに歌い継がれる系譜の起点となった。

山岳の家庭で受け継がれた英国系伝承歌が、カーター・スクラッチ奏法とともに大衆録音へ定着した。

原曲から再定義版へ

聴きどころ

山岳の家庭で受け継がれた英国系伝承歌が、カーター・スクラッチ奏法とともに大衆録音へ定着した。

  • 古謡の定本化

    口承の家庭歌を録音という形で定着させる

  • カーター・スクラッチ

    親指でベースラインを刻みながらメロディを弾く革新奏法

  • 女性リードの先駆け

    サラ・カーターの澄んだ声がカントリーの女性リードを拓く

  • 伝承の保存

    英国系移民の物語詩を大衆録音で未来へ残す

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